appveyorで、.NET Core を試してみた

ご無沙汰しております。
Blog存在半分忘れかけておりました。
書きたくないわけでもなく、書きたい気持ちはありつつもなかなかタイミングがなかったというところで、実は、取り組んでいるものに節目がうまく出ていないのも一つかなというところです。
その場その場のことを書いていけるようにしていけたらいいのかなとか考えているところです。

というところで、本題です。

経緯

実は、.NET Coreでの開発をしていて、ある程度の規模になってきたときテストコードを自分のところで実行したり、dotnet packでnupkgを作るということをやりたいなと。ただ、継続的インテグレーションを構成したいと考えてましたところ、6月よりちょっと前だと、対応したと目立った情報もなく結構厳しいのかなと思ってました。毎回、手動で実行していければいいのですが、忘れたりまた、テストの結果が見えるようにできていないというのも、何か不透明な感じで面白くないなーと。
最近、@jsakamotoさんより、「appveyor」は「dotnetコマンドも使えるかも!?」と教えていただきまして、試してみました。

結論

使えたー!

設定したこと

既定ではslnファイルを読み込んでうまいことやろうとしてくれますが、
これだとテストも自動的に含まれてしまったり、うまく動作しなかったりとしたために、dotnetコマンドに置き換えました。

最初に、github上からAppVeyorのプロジェクトを作成しました。

  1. 左側リストのGeneral.プロジェクト名の設定 – ProjectName
    Bjd.xxxx
  2. 左側リストのGeneral.ビルドバージョンの設定 – Build version format
    1.0.{build} → 1.0.0-{build}
    ※気持ちの問題
  3. 左側リストのEnviromentは特になし
  4. 左側リストのBuildで、MSBUILDとなっているものをCMDに変更
    dotnet restore
    
    dotnet build Bjd.xxxx -c Release

    としました。

  5. 左側リストのTestで、「Script」「CMD」を選び、Buildと同じようにdotnetコマンドをdotnet test Bjd.xxxx -parallel all -maxthreads 3としました。オプション「-parallel all -maxthreads 3」はXunitに対するオプションです。並列化を有効にして最大スレッド数を設定してますが、設定しなくても動きます。BlackJumboDogでは、テスト実行にもSocket操作・サーバー動作を伴うとか、テスト実行時間が長くなりすぎないようにと考えたすえ、最大数を調整しました。
  6. Badgeの設定
    といっても、リンクをどこかに張り付けるだけです。私はGitHubのreadme.mdにはっつけてみました。
 
 なんか、それっぽい!という気持ちと、いまだにBjd.WebServer.CoreCLR.Testがpassingになったことはない!という現状を報告しておきます。

そのほか

これは、おどろいたことです。わかる人にはわかるとは思いますが、実はpathにperl.exeがいるらしく、cgiのテストが動作しました。
テストのタイムアウトは60分。普通のテストではそうそう、問題にならないような気がしますが、開発機のスペックと同等だと思わないほうがよいかと思います。テストを並列実行してる場合、コア数の違いで、実行時間がそのまま倍になったりしました。体感的に手持ちのSurfacePro4と同じくらいでした。
Slackへの通知もできます。ビルドの結果くらい通知しておくと、Commitの重みを感じつつ励みになります。(passingなら)
また、余談ですが、サーバーのスレッドが停止しないためにテストが終わらずに60分のタイムアウトを経験できたことは伏せておきます。
開発する環境以外での動作は思ったより大変な部分もありましたが、GitHubにプッシュするだけで、自動的にビルド、テストと動く環境があることで、リポジトリの状態を見えるようにできたことは、ぱっと見るだけで、状況を把握できて面白いかなーと思った次第です。

感謝

@jsakamotoさん、情報ありがとうございます!